2026年2月、生まれ育った沖縄の地を飛び出してラトビア・ヴィルスリーガ(1部)FKトゥクムス2000に期限付き移籍し、新たな挑戦をスタートさせた幸喜祐心選手(宜野湾市出身)。直線距離にして約8000㌔離れた東欧から届く本人撮影の写真やコメントを通して、成長の様子を「祐心レポート」として定期的にお伝えします。第2回はラトビアのサッカーと、チームメートとのコミュニケーションをテーマにお届け。引き続き、沖縄から世界で一人奮闘する幸喜祐心選手の応援をよろしくお願いいたします。
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3月8日に迎えたリーグ開幕戦。後半途中にピッチへと送り出され、待望のラトビアデビューを果たした。課題と成長の余地が詰まった24分間。異国での初の公式戦は、沖縄生まれ・沖縄育ちの20歳が自身の現在地を知るには十分だった。
曰く、ラトビアのサッカーは「日本のような団体競技ではなく、個人競技のような感じ」だという。開幕戦は中盤での球際の勝負の連続。屈強な海外選手と激しく身体をぶつけ合っても当たり負けせず、個の攻防を制してボールを奪う―。フィジカルとメンタルの両面で求められる“強さ”は「琉球にいた時からの課題」だと自認している。その一つひとつと真正面から向き合い、「球際が激しいこの国で、多くのことを学び、強くなって日本に帰りたい」とがむしゃらにトレーニングに打ち込む毎日だ。
単身、海を渡ってスタートした武者修行も、はや2か月が過ぎた。在ラトビア日本国大使館を訪問するなど、ピッチ外の活動からも学びを得て、異国の文化に理解を深めている。求められるのは積極性。「下手くそな英語」を駆使しながらのコミュニケーションもすっかり板につき、チームメートとも徐々に思いを共有できるようになってきた。

「ブラジル人のレオニとはよく喋ったり、二人でご飯を食べに行ったりする仲です」。気心の知れた仲間はできたかと尋ねると、何とも頼もしい答えが返ってきた。初めのうちは手探りだった生活や環境にも慣れ、「よく喋りかけてくれる」という優しいチームメイトにも助けられながら過ごす日々。クラブが提携するレストランで選手とともに食事をし、時には自分で食材を買いそろえて自炊をすることもあるという。
極寒の冬が明け、雪解けの春。縁あってラトビアの地で出会った仲間たちと、一層の成長を期す4月にする。



vol.1:異国での挑戦に込めた思い
FC琉球は2026年2月より、ラトビア・ヴィルスリーガ(1部)所属のFKトゥクムス2000と育成業務提携を締結。2028年1月までの2年間にわたり、FC琉球に所属する若手選手が毎年1名以上、FKトゥクムス2000へ期限付き移籍を行います。幸喜祐心選手は本提携の第一弾として同クラブへ期限付き移籍し、挑戦を続けています。本提携により、海外でのトレーニングや公式試合を戦い、厳しい競争環境で経験を積むことで、加速度的な成長支援を図ります。またスカウティング部門の連携や交流を図ることで、日欧のネットワークを共有しながら、両クラブの更なる発展を目指してまいります。

幸喜 祐心/Yushin KOKI

■生年月日:2005年5月5日(20歳)
■出身地 :沖縄県宜野湾市
■身長/体重:177cm/65kg
■ポジション:MF
■選手経歴:大山SC-FC琉球U-15-FC琉球U-18-FC琉球
■Jリーグ記録
| J1合計 | リーグカップ合計 | J2合計 | J3合計 | ||||
| 試合 | 得点 | 試合 | 得点 | 試合 | 得点 | 試合 | 得点 |
| 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 32 | 2 |