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2025.07.03
7/2「みんなのFC琉球かいぎ(今季前半戦の振り返りに関して)」実施レポート

FC琉球は7月2日(水)、那覇市内でサポーターミーティング「みんなのFC琉球かいぎ」を実施いたしました。2025シーズン前半戦の振り返りと総括、今後のクラブの取り組みをテーマとし、事前募集した質問の中から主要な議題についてお話させていただくとともに、参加いただいた約30名のファン・サポーターの皆さまからクラブへのご意見を伺いました。

第18節終了時点で16位のチーム成績について、認識している課題を説明し、そのために夏の補強や組織としての更なる連携強化に注力することをご説明しました。

 

 ■ 2025シーズン前半戦振り返り・今後の取り組み

皆さまから事前に寄せられた質問をもとに、まずはクラブより今季ここまでの振り返りと総括、今後の取り組みについてお話させていただきました。

 

【期初のチーム目標・目指すサッカー】

J2昇格/目指すサッカー:複数得点&1失点以下、攻守にアグレッシブなサッカー

 

琉球フットボールクラブ株式会社 社長 柳澤大輔

「期初の目標に対して苦戦しているのが現状です。ただギラヴァンツ北九州戦(第13節・5月17日/0-1 ●)以降、我々が目指すサッカーを体現できるようになってきています。守備面の数字も改善しており、課題の攻撃面でもシュート数が増え、少しずつ良くなってきているという認識です。

この会(みんなのFC琉球かいぎ)の開催を決めたのが最下位に沈んだタイミング。この状況でJ2昇格と言っても現実を見ろという話も出るだろうと思います。現実から乖離しているとみられる目標をかかげるよりも、現実的にみえる目標にすることで、信頼を取り戻し皆の重心が下がり落ち着くということもあります。

ですが一方で目標を低く設定することで、高みにいけないという考え方もあります。我々は昇格を目指しています。今回はそうした思いを伝えたく、またそこに信じられる理由があるのか、そういったことを一つ一つみなさんの質問にお答えして話すことで、一つになって、気持ちを込めて応援いただけるようにしたい。そのためにお話させていただこうとこの会を開きました。」

 

▼「みんなのFC琉球かいぎ」資料 (※一部抜粋)

 

 

■ 主な事前質問

 

■ 追加質問

チーム戦績だけでなく、経営全般やマーケティングも含めてお話した内容を踏まえ、参加者の皆さまから追加質問をいただき、柳澤と、川崎龍吾マーケティング部長がお答えしました。

また、合わせてその場で追加の質問がありました。その中の一つを紹介します。

 

【経営全般】

 

 

Q:沖縄に愛されるチームにしていくという思いは、マーケティングもチーム強化も一緒のはず。切り分けずに意思統一が必要ではないか。愛されるチームにするためにの考えを訊ねたい

柳澤:フロントとチームの一体化は、やはりまだまだ足りない部分。ただそうした組織づくりをという思いで、今回この場にも話を聞くためにフロントスタッフが揃っている。時間がかかるけれども、長期的な目線として考え、取り組んでいきます。

 

Q:サッカー主体の経営方針に見えない、ゲーム感覚ではないか?との事前質問に対して、社長の想いを聞きたい

柳澤:カヤックは「面白法人」。これまでも我々は「面白」という言葉が軽々しく聞こえるという批判をされながらも、愚直に真面目に「面白」を追求し、継続して取り組んできました。沖縄に来たのも、FC琉球に資本参加したのも、軽い気持ちできたわけではありません。これからも皆さんと共に戦う気持ちはぶれていません。

 

【マーケティング】

Q:ホームタウン活動の回数の経年推移が知りたい

柳澤:近年は年間500回以上の地域貢献活動を実施しておりますが、増減に関する数字を手元では持ち合わせておらず、追って回答いたします。

<補足追記>

・2019年:352回
・2022年:418回
・2023年:740回
・2024年:785回

※巡回スクール等含む

※なお、2025シーズンのホームタウン活動については、以下のレポート記事をご覧ください

 

Q:集客について。昨シーズンと比べて平均来場者数に変化が見られない。有料客、無料客(=招待)の内訳は?

川崎:毎試合約半数が無料招待でお越しいただいている状況。無料招待を増やせば来場者数も増えるけれども、それでは経営として成り立たない。1試合単体でみても赤字の中、平均来場者数3000人以上という数字は追い求めたいので、イベントゲストの団体招待なども含め、全体のバランスを見ながら取り組んでいるところ。

新規の無料招待でご来場いただく方にはクラブの公式LINEやJリーグIDに必ず登録いただくなど、後日リテンションできるよう取り組んでいます。統計上3試合お越しいただければ固定のファンになっていただける。今後も一度ではなく、二度、三度とご来場いただけるような施策に注力します。

柳澤:J3のクラブはスタジアムに足を運んでもらうことを優先するので、同じような状況のチームは多い。お越しいただいた方の満足度や、もう一度行きたいと思ってもらえるようなホームゲーム運営に力を入れています。

 

【チーム強化】

 

 

Q:夏の暑さ対策について。新体制発足時に発表のあった夜間練習は難しいのか

柳澤:お借りしている練習場は照明の明るさが足りないことが分かり、夜間の練習は難しいことが発覚しました。そのため他の打ち手を行っています。

 

 

■ ブレインストーミング

皆さまからのご質問にお答えした後、サポーターの皆さんとフロントスタッフが混じりあって6グループに分かれ、「FC琉球のココが好き!(ココが面白い!)」をテーマにブレインストーミングを行いました。現在、FC琉球の特徴や魅力を数分に詰め込んだクラブの紹介動画制作を予定しており、今回皆さまとのブレストの中でいただいたご意見を動画制作の参考にさせていただきます。

 

 

 

各グループから挙がった主な意見をご紹介します。

 

・多様性

外国人の方がスタジアムに多く来られているのはFC琉球の特徴の一つ。競技性や地域性においてゆかりのない人たちもスタジアムに足を運んでくれていて、さまざまな部分での「ボーダーレス化」が進んでいる。

 

・選手との距離の近さ

選手とファンとの距離が近いことをもっとアピールしてほしい。

 

・苦労話と愛

FC琉球は昔から経営に苦しみ、独特の歴史を持っている。その苦労をユーモアを持ってみんなで乗り切ってきた。歴史は独特だが、選手が好き、ジンベーニョが好き、サッカーには興味がないけれどイベントが好き。さまざまな「好き」と「笑顔」と「愛」に溢れている。「好き」は千差万別だけれど、みんなが勝つために応援している。そんな様子を動画にまとめてもらえれば、楽しさが伝わるのでは。

 

・ドラマ、ストーリー

FC琉球はドラマチックなクラブ。選手一人ひとりの物語やチームが描く夢を、よりキャッチーな言葉で見せられるといい。ドラマが見えると、勝っても負けても価値がある。コーチ陣などチームスタッフの苦労、運営スタッフによる企画のプロセスももっと伝えられれば。そのプロセスを垣間見れたときに、ファンやサポーターの心が動くから。

 

 

■ 総括

かいぎの最後には、ご参加いただいた皆さまへ、社長の柳澤よりご挨拶をいたしました。

 

琉球フットボールクラブ株式会社 社長 柳澤大輔

「本日は本当にありがとうございました。チームを勝たせる、沖縄をよりよくする。その根っこの思いはチームもフロントスタッフもサポーターの皆さんも皆、同じだと思っています。同じ方向へ、一緒になって取り組んでいきたいと思いますので、これからも引き続き力をお貸しいただければと思います」

 

 

お集まりいただいたファン・サポーターの皆さま、ありがとうございました。FC琉球というクラブを愛し、支えてくださるお一人お一人の心とともに、チーム・フロントスタッフ一同、2025シーズン後半戦も勝利を重ねるべく取り組んでまいります。

 


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